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Monkeyからのお知らせ・コラム
モデルごとのコードネームについて
のり凹です・さて・さて
1998年にデザインをまとめ始めた98系。
その後、2K以降のモンキーバイクスはハードテイルとして深化を遂げました。
この進化の中で、モデルごとのコードネームをどう付けるかについて、個人的なログも含めて少しお話ししたいと思います。
私の個人的な趣味では、例えば英国風に「スピットファイヤーMk1」とか、
日本風に「中島キ43隼3型乙」とかにしたかったのですが、
ややこしくなるので、シンプルに製作開始年と関わってくれたライダーの名字のイニシャルを使うことにしました。
モンキーバイクの98系以前には88Dや90Kのトップチューブベントシリーズがありましたが、日本のトレイルに特化したデザインとして真剣に取り組んだのが98系シリーズです。
平成の時代に育ててきた98系のスケルトン(ジオメトリー)とシルエットデザインは、フロントサスペンションやホイールサイズの変革、そしてそれに伴うチュービングの調整など、ショップオリジナルとしては難しい挑戦でしたが、大きな潮流にも支えられ、楽しく形にすることができました。(商売としてはともかく、趣味としては大成功です。)
平成の98系は98ST7で一区切りを迎えました。(27インチではこれ以上のものはないでしょう。)そして、令和の98系の第一弾は98SO9プロトタイプです。SOの意味は少々異なり、これまでのオーナー(ライダー)から頂いたさまざまな意見や要望を「素」として新たに活かしていく、そんな意味を込めています。英単語的にはスペシャリティ(Specialty)とオーディナリー(Ordinary)の頭文字を取ったイメージです。オーディナリーピープルのためのスペシャリティーバイク、そんな感じで進めていきたいと思います。
遅ればせながら、年頭のご挨拶とさせていただきます。