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Monkeyからのお知らせ・コラム

猿家物語 今日のモンキー

さいきんの懐かしシリーズ・98SHの御話

以前お話しした98系の前に、94系の物語があります。懐かしいアルバムからいくつかの写真を引っ張り出してみました。

ショウ君の94K

ショウ君の94Kは、RSTのエラストマーサスを装備しており、120mmのリアストロークを目指していましたが、実際のところは100mmが実用範囲でした。同様にフロントサスも当時のトレンドを反映していました。

ヒロ君の98SH

ヒロ君の98SHは、シートステイに曲げを入れていない時代のモデルで、Vブレーキ(リムブレーキ)仕様です。彼が26インチフルサイズのバイクに乗れるようになった頃のものでした。その後、フロントサスの性能向上やディスクブレーキシステムの発展により、多くの変更が加えられました。

 

当時、モンキーバイクの御山用リアサスバイクは90AMP(モンプリ)が定番でしたが、その後継モデルとして94Kはなかなか定着しませんでした。明確な理由は定かではありませんが、ショウ君とヒロ君のライディングスキルの向上により、御山バイクとしては100mm程度のリアサスよりも94Kの前三角デザインでハードテールに仕立てた方がトレイルでの利便性が高いと判断し、98SHの開発に方向性が決まったのです。

2000年代に向けて、サスバイクはダウンヒル用の00K、御山用の02Kと分化して製作されました。これは、98SHとしてハードテールフレームを明確化させたおかげでもあります。